白井三二朗の「白黒つけてやるッ」
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プロフィール

白井三二朗

Author:白井三二朗
漫画家。
代表作は「ジョバレ」(ヤングマガジンアッパーズ)
「Dear Monkey西遊記」
「射鵰英雄伝 EAGLET」(月刊少年シリウス)
現在、ホビージャパンwebコミック「コミックダンガン」にて『ざしきのののの』を連載中。

横浜出身の野球人。虎党。お酒だいすき。

イラスト・漫画
お仕事募集中です。


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『八犬傳』読了  (ネタバレ注意)
いわゆる『里見八犬伝』てのは、
いろんなパターンで何度も作品化されているけど
どれもオリジナル色が強くて、本来のあらすじを知らないことが多い。



実際おれもその一人。

薬師丸ひろこの八犬伝を久しぶりに観たのをきっかけに、
いっぺんちゃんと読んでみようと思って
本屋で適当なのをみつくろって読んでみたのだが。





うーん、どうもいけません。
どれも読了にはいたらなかった。

表現方法ってのは日夜進化してるものなんだから
昔のものは読みにくくって当然なんだろうな。












ってな流れで
これならどうかな?と思って読み始めたのがこの本。

『八犬傳』 山田風太郎
hakkenden01.jpg





うん!
面白かった!これなら八犬伝初心者の人にもオススメだ。



本作は、里見八犬伝の概略を追う物語・虚の世界と
それを書いている江戸時代の曲亭馬琴の物語・実の世界の
二重構造になっている。

一章ごとに八犬伝と馬琴の日常が交互に描かれる、いわゆるメタフィクションってやつ?



まず、八犬伝パート。
これがすごく読みやすくて面白い。

八犬伝ファンから見れば原作どおりでなく映るし、
風太郎ファンから見れば忍法帖ほどのハデさがなく映って
物足りなく感じるかもしれない。

だが、八犬伝の入門編としてはとても具合がいいように感じる。

ようやく八犬士に感情移入できるようになったよ。














だが本作の面白いところは、むしろ作家・馬琴の描写にあった。


いわゆる物語然とした八犬伝パートとはまるで趣が異なる。

口やかましい女房の愚痴に頭を痛め、病弱な倅の将来を案じて胸を痛める。
生来の頑固さと神経質さが災いし、心安く付き合える者は少ない・・・・。
後世にまで名を残す作家のはずなのに、
その卑近な日常はむしろ好感を覚えてしまうのだ。



本作の中盤で、馬琴は『東海道四谷怪談』の芝居を見に行き、
作者の鶴屋南北と面会する一幕がある。
これがまた興味深い。



『東海道四谷怪談』は初演時、『忠臣蔵』の間に挿入するという形で演じられた。

『忠臣蔵』は、いわゆる忠義に尽くした侍たちの物語。
それに対して『四谷怪談』は人の悪意や情念に満ち満ちた物語である。
つまり、鶴屋南北は『四谷怪談』のエグみを引き立てるために、
わざと『忠臣蔵』をその前後に配置したのだ。


ここで読者は本作『八犬傳』の二重構造の意味に気づくことになる。

馬琴が理想とする虚の世界・八犬伝と
馬琴自身が生きる江戸の、実の世界。

勇猛果敢な八犬士たちの物語は、まるで四谷怪談を引き立てる忠臣蔵。
このメタフィクションは
馬琴の心を浮き彫りにするための山田風太郎の皮肉だったのである。








―――――けれども最終章・・・・

更なる労苦に苦しみながらも、八犬伝を完成させるために戦う馬琴の姿は圧巻だった。

「虚実冥合」の章のタイトルのとおり、
馬琴は自らが描いた物語の主人公たちのような生き方を、
とうとう現実でも手に入れたのかもしれない。

すばらしいエンディングでした。
感動した。







ぜひオススメしたい本なのですが・・・・・・
ちとネタバレが過ぎたかな?












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