白井三二朗の「白黒つけてやるッ」
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白井三二朗

Author:白井三二朗
漫画家。
代表作は「ジョバレ」(ヤングマガジンアッパーズ)
「Dear Monkey西遊記」
「射鵰英雄伝 EAGLET」(月刊少年シリウス)
現在、ホビージャパンwebコミック「コミックダンガン」にて『ざしきのののの』を連載中。

横浜出身の野球人。虎党。お酒だいすき。

イラスト・漫画
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おおかみこどもの雨と雪
遅ればせながらようやく観てきましたよー
『おおかみこどもの雨と雪』

12-09-09_001.jpg


いやー、面白かったねー
作品の題材は個人の好き嫌いがあるので、一概には言えないけど
技術的な面では間違いなく右肩上がりに感じます。

学ぶべきところがいっぱいあった・・・・  勉強になりました。



ただ、いくつか思ったところもあるのでメモ代わりに書かせてもらいます。
個人的な感想なのであまり本気にしないように (>_<)





以下、ネタバレ含む感想です。
ご覧になっていない方はご注意を!






まず、スゴイなと思ったのはきめ細かい描写力。

たとえば、いかにも狼に向いてない雨の方が狼の道を選び、
いかにも狼っぽかった雪の方が人の道を選ぶとこ。
ああいう、
「意外と世の中ってそうなるもんなんだよね」っていう展開をちゃんと選ぶあたりが心憎い。
うっかりしてると忘れちゃうものなんですよ。
これはキャラクターが生きている証拠だと思う。 細かい描写力の賜物。

そういう「キャラクターがそいつらしい行動をとる」というところに
ほのかなカタルシスがあるように思った。


こういった細かい仕事を全編通じてされているので、
俺なんかあっさり物語世界に浸かっちゃったもんね。
開始2分で既にウルッときてました(早すぎ)。

ookamikodomo-02.jpg




しかし、欠点もありましたねー。
おそらく『おおかみこどもの雨と雪』がダメな人はみんなここを突くんだろうと思うんだけど。

起承転結にカタルシスがなかった。

サビで事件が起こって、
それが解決したときにカタルシスのある回答が導き出され
2時間見た意味がわかったー 
みたいなのがエンタメ作品の基本プロットなので、
そこがぼやけていると実は痛い。

クライマックスの大雨のシーンに盛り上がりが欠け、
出された結論も釈然としない感が残る。
なので、相性が合わない人は
何も起こらないで終わってしまったように感じるのではなかろうか。



実際、白井もちょっとそこは物足りなかった。
雨くんなんか狼になって幸せになれるのか、はなはだ疑問。
それだったら自然観察員になることを目指して学校に行くようになる結論の方が良くね?

ookamikodomo-03.jpg



ただ、最初に言ったように全編ウルウルしていたので
「ま、いいんじゃないかな?」
と結論付けているけれども(笑)












しかし欠点は欠点。
漫画家の性で、じゃあどうすればよかったのかを考えてしまいます。

クライマックスで盛り上がりに欠けてしまったのは
その前後でお母さん(花)の影が薄くなったところにあると見ました。

一代記物の宿命で、
朝の連ドラとかでもそうですが、子育てモードになると主役が
母親から子供に移ってしまいます。
『おおかみこどもの雨と雪』もそうで、
子供たちが学校に通い始めるとすっかり目線がそっちになってしまいました。

で、主役の影が薄くなったところでクライマックスがくるので
カタルシスが半減した。

この物語はあくまでお母さん(花)を描く物語なので、
クライマックスの事件でお母さんがどう感じるのかを伝えないといけない。
だから、お母さんにもっとスポットを当ててから
クライマックスに臨むべきなんですよ。






・・・・で、たとえばなんですが
いっそのこと
夫と出会い、雪と雨を産んで、都会で懸命に生きようとしている序盤の部分を
そのクライマックスの直前に順番入れ替えられないか?


たとえば、こんな例があります。
三谷幸喜さんの舞台『グッドナイト・スリイプタイト』
離婚しようとする夫婦が主人公の芝居なのですが、
面白いのが時制が逆になっていて、
さかのぼることによって
なぜ二人は別れることになったのかがわかるような仕組みになっているのです。
結末では
別れる二人と、出会った頃の愛し合う二人が対照的に描かれるわけ。
上手いね。

アニメで例をとるなら『おもひでぽろぽろ』が近いかも。
あれも過去話と現在話をクライマックスでリンクさせてる。


そんな風にですね。
雨と雪が巣立ちをしようとしているシーンと、
雨と雪を産んで亡き夫の分もがんばろうと誓った時代の回想を対にさせてたら
クライマックスがガツンときたかもしれない。



ookamikodomo-01.jpg








一緒に観た漫画家の先輩が
「あの序盤シーンは田舎行ってからの回想で十分じゃないか」
と感想を言っていたので、
じゃあせっかくだからと考えてみた方法。
上手く構成するのは相当難しそうだけどね。


でも、仮に『おおかみこどもの雨と雪』のコミカライズで
こういう構成にできたら
映画とは一味違った作品に仕上がりそうな気がする。



上手なコミカライズってのはそうやってするものなんだろうね・・・・・
(うっ・・・ 反省も含めて・・・・)











ちなみに、こういった欠点を踏まえた上でも
『おおかみこどもの雨と雪』は面白かったです。

見方によっては
あのクライマックスも十分味になっているので、
「オールOK!」って判断してもいいですよね。

なんといっても映画館で見てた時に、隣に座っていた幼女が号泣していたので
「あ、これは正解なんだな」
と白井の中では結論していますよw









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コメント
おれも見て
いろいろ考えたよ。
確かに、君の言うクライマックスとシンクロさせて旦那との邂逅を描くのはいいな。
それだと変な盛り上げするより、盛り上がる気がするから。
山に雨を追いかける理由も強くなるから。

自分的には、なんで母親を描いているのに、「花」の母親の話が一切出てこないのかが気になったのよ。
こういう「母は強し」っての描く場合、大概その主人公の母親が出てくると思うんだよね。
「母もこうだったから、自分もこうする」とか、「コレは母から教わったの」とかあると思うんだけど、なかった。

まあ旦那との絆を強くするためにそうしたのかもしれないけど・・・その辺はもう一つ伝わらなかったので、普遍的に分からせるなら、母親を使った方が良かったのじゃないかとも思うけどね。

ちなみに原作読んだが、まんまだった。シナリオか?と思うほどに(笑)

だから母親のこともまるで出ないし、「おまじない」についても全く言及はなかった(笑)

で、細田守ぴあを読んだら、子育ての苦労は貞本家から教えてもらったとのことだった。
え~~~~~~(爆)
[2012/09/11 13:28] URL | ふかし #- [ 編集 ]

Re: おれも見て
なるほどー。

花の考える母親像を明確にしておいた方がよいということでしょうか。
あまり動機付けが理路整然となっても興をそいでしまうので、
いい感じのバランスでやれれば、あった方が良いですね!

>で、細田守ぴあを読んだら、子育ての苦労は貞本家から教えてもらったとのことだった。

感想ブログを拾い読みしてたら、細田守は子育てしたことないんじゃないかと見破ってる人もいました。やはり子育てしてる人にはわかる何かがあるんでしょうかねー?

[2012/09/12 11:01] URL | 白井三二朗 #- [ 編集 ]


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